こんにちは、ヨルネです。

剣盾最後のランクマッチで最終二桁を取ることができたので記念に構築記事を書きました。剣盾自体が終わるので需要はないと思いますが見て頂けると嬉しいです。

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【構築経緯】

ステルスロックを撒いた後ダイアタックを搭載したスカーフ黒バドレックスザシアンを合わせることで、現環境唯一の黒バドに強いポケモンであるイベルタルを縛ることができる点に注目して構築を組み始めました。

このルールでは初手のポケモンがどれだけ安定するかが重要だと感じたので相手の電磁波に左右されず確実に仕事できる襷ランドロスをステルスロック撒きとして採用し、ここまでの三体を基本選出としました。

ランドロスを初手に置きにくいポケモンとして襷蛇睨みジガルデが挙げられたので身代わりを搭載して自己再生を切った凍える風電磁波ルギアを第二の初手置き要員として採用しました。

ここまでで相手のマーシャドーが露骨に重いこと、ホウオウナットのような受け構築にカイオーガ等の圧力のあるポケモンが同居している時初手から崩し枠を置きにくいことが気になったので、これら全てに行動保証があり仕事ができる毒毒ムゲンダイナを採用しました。

最後に相手のイベルタルが珠ではなくチョッキを持っているパターンを考慮しなければならないイベルネクロのような並びに対して黒バドの代わりに選出するダイマエースとして物理珠イベルタルを採用して構築を完成としました。


【コンセプト】

対応範囲の広い初手要員から極力引かずに裏で縛れる状況を作り続ける展開対面構築


【個体解説】

s35.4
黒バドレックス@拘りスカーフ
特性:人馬一体
性格:控えめ
179(28)-81-123(180)-231(196)-121(4)-183(100)
アストラルビット/破壊光線/ドレキ/トリック
S:準速マーシャドー抜き
破壊光線バドとその調整の参考元:

https://youtube.com/channel/UCluaPxz26Agfa4AkHDOoUCw

構築の軸。持ち物は自身の対面性能と抜き性能を高める拘りスカーフとしました。調整はザシアンとの打ち合いや重いマーシャドーに抗う為のBCSベースですがこのポケモンを最も強く動かせる調整だったように思います。

技構成はメインウェポンであるアストラルビット、イベルタルの加速を拒否するダイアタック媒体として破壊光線、ダイフェアリー媒体となるドレインキッス、受け崩しができるトリックとしました。

C+1の黒バドとステロを踏んだイベルタルの対面でダイジェットを選択してきた場合ダイアタック+ダイフェアリーで勝ち、物理不意打ちやダイアークで落としにきた場合バドが突破された後ザシアンで縛って勝ちという展開が多かったです。


s35.2
ザシアン@朽ちた剣
特性:ふとうの剣
性格:意地っ張り
197(236)-244(252)-136(4)-×-136(4)-170(12)
巨獣斬/ワイルドボルト/インファイト/電光石火

構築の軸。巨獣斬が必須なので持ち物は朽ちた剣。調整はステルスロックと合わせることで崩し性能とミラーでの強さを両立できるHA特化。

技構成はメインウェポンでダイマイベルタルを一撃で落とす為の巨獣斬、ホウオウに対して押すワイルドボルト、ナットレイに対して押すインファイト、先制技の電光石火としました。

素早さを極限まで削った調整で使用していましたがステロ+巨獣石火でザシアンミラーに大体勝てる点、ステロを踏んだスカーフカイオーガの潮吹きを高確率で耐えることでダイマ択を緩和できる点を考えるとこの調整で良かったと思います。

yveltal
イベルタル@命の珠
特性:ダークオーラ
性格:意地っ張り
201-201(252)-116(4)-×-118-151(252)
鬱憤晴らし/ゴッドバード/鋼の翼/不意打ち

汎用性の高い崩し枠として採用。バドザシが不利を取るイベルネクロに対して強く出れるように調整はAS特化、持ち物は命の珠です。

技構成は非ダイマでムゲンダイナに対する打点になる鬱憤晴らし、最大火力のダイジェットを打てるゴッドバード、ザシアンに対して抗う手段としてダイスチル媒体の鋼の翼、先制技の不意打ちです。

イベルネクロダイナを軸としたサイクル構築に強い点は良かったです。しかしザシアンに勝てない点がどうしようもなく弱いので刺さっている構築にのみ選出することを意識していました。


s35.3
ムゲンダイナ@イバンの実
特性:プレッシャー
性格:控えめ
217(28)-×-145(236)-194(92)-116(4)-171(164)
ダイマックス砲/火炎放射/毒毒/堪える
HB:特化ザシアンの巨獣斬+電光石火確定耐え
S:最速ウツロイド抜き
A:色違いの配布個体の為個体値31

諸説枠。ホウオウナットサイクルの偽装をした珠ホウオウに負けたくないので持ち物はイバンの実です。調整は対ザシアンでイバンの実を食べやすく汎用性を保てるBCSとしました。

技構成はメインウェポンのダイマックス砲、ザシアンに押す火炎放射、ホウオウやルギアに押す毒毒、珠ホウオウのダイマを枯らしたりイバン圏内に自ら入る為の堪えるとしました。

耐久が高く行動保証があるのでホウオウナット+オーガザシアンのような構築に初手に投げて崩すか削るかを柔軟に対応していました。マーシャドーに強いのも良かったです。

s35 1
ルギア@食べ残し
特性:マルチスケイル
性格:臆病
213(252)-85-155(36)-111(4)-180(44)-167(172)
凍える風/電磁波/吹き飛ばし/身代わり

持ち物は場持ちが良くなる食べ残しです。初手に置いて起点作成をすることが役割であり、受け出す駒ではないので調整はHSベース。

技構成は電磁波の通らない地面タイプに押す凍える風、起点作成手段として電磁波、起点回避手段として吹き飛ばし、ジガルデの蛇睨みをカットする為の身代わりとしました。

最終日初手ジガルデと当たらなかったので自己再生で良かった気もしますが、電磁波を入れた後相手のジオコンゼルネのダイマを身代わりで枯らす展開が一度あったので悪くはなかったと思います。

landorus-therian
霊獣ランドロス@気合いの襷
特性:威嚇
性格:陽気
167(20)-180(116)-125(116)-×-101(4)-157(252)
地ならし/岩石封じ/自爆/ステルスロック
HB:威嚇込みでザシアンの巨獣斬+電光石火確定耐え

電磁波に左右されず襷を削れる起点作成駒という唯一無二の性能が魅力的。持ち物は行動保証として気合いの襷、調整はザシアンと素早さ90族に強く出れるABSベースです。

技構成はザシアンに押す地ならし、浮いてるポケモンに押す起点作成技として岩石封じ、自主退場技並びにダイアタック媒体の自爆、コンセプトのステルスロックとしました。

ステルスロックのタイミングで襷枠や最速イベルタルを合わせられるときついですが、経験則で引いてくる並びと突っ張ってくる並びの区別がつくようになっていたので引きを考慮して岩石封じを打つ択も考えるようにしていました。


【結果】

TN Spica 最終85位
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【後語り】

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剣盾最後に自身初の最終二桁を取れました。シーズン通して勝てる未来が見えなかったのですが何となく潜っていたら流れがきたので諦めずにやってみるものだなと実感しました。

構築の完成度にはあまり納得がいっていないので九世代では強い構築を組んでより上を目指せるように精進したいと思います。というわけでシーズン35並びに剣盾ランクマッチお疲れ様でした。

何か質問か指摘があればコメント欄かツイッター@chocopootoまでよろしくお願いします。